こんにちは。間取り変更を伴う大規模なフルリノベーションから、ライフスタイルに合わせた空間デザインまで、お住まいをトータルでお手伝いする「総合リフォームの松美装」です。
い草の香りに癒やされ、そのままゴロンと横になれる和室。日本の気候風土に合わせて作られた畳のお部屋は、私たちの心に深いやすらぎを与えてくれます。
しかし、年月が経つにつれてご家族のライフスタイルが変化し、「お布団からベッドでの生活に変えたい」「重たいソファやダイニングテーブルを置きたい」「車椅子でもスムーズに移動できるようにしたい」といったご要望が増えてくるのも事実です。
現代の生活様式において、和室の使い道に悩まれ、「使い勝手の良い洋室(フローリング)にリフォームしたい」というご相談は、松美装に寄せられるお問い合わせの中でも常にトップクラスの多さを誇ります。
今回は、長年ご愛用された和室の畳を撤去し、傷や汚れに強い最新のフローリングへと変更したリフォームの施工事例をご紹介いたします。
ただ床材を張り替えるだけではない、マンション特有の「見えない床下の構造(コンクリート下地)」への対応から、毎日の家事を劇的にラクにする床材選びのコツまで、たっぷりのボリュームで徹底解説いたします。
施工前(BEFORE):呼吸を忘れてしまった古い畳と、隠された床下の真実
まずは、今回リフォームをご依頼いただいたお客様のお住まいの、施工前の様子を見てみましょう。


畳を少し持ち上げてみると、すぐ下に建物の構造体であるコンクリートの床が顔を出しました。
長年大切に使われてきた和室ですが、畳の表面には擦り切れや色あせ、シミなどの痛みが目立ち始めていました。
実は、天然のい草で作られている畳には、お部屋の湿気を吸い込み、乾燥している時には放出するという素晴らしい「調湿機能(天然の空気清浄機としての役割)」が備わっています。
しかし、長年の使用によって畳の芯材(畳床)までダメージが蓄積してしまうと、この調湿機能がうまく働かなくなってしまいます。
湿気を吸い込んだまま放出できなくなった古い畳は、ダニやカビの温床になりやすく、お部屋全体にジメジメとした空気や特有の古いニオイを漂わせる原因となってしまうのです。
マンションリフォームの難関「コンクリート直床」とは
さらに注目していただきたいのが、2枚目の写真です。畳をめくると、木の下地(床板)ではなく、建物の基礎であるグレーの「コンクリート」がむき出しになっています。
これは鉄筋コンクリート造のマンションでよく見られる構造で、コンクリートのスラブ(床板)の上に直接畳が敷かれている状態です。
「畳を剥がして、このコンクリートの上にそのままフローリングを貼ればいいのでは?」と思われるかもしれませんが、絶対にそれはできません。
ここには、和室から洋室へのリフォームにおいて最も重要となる「厚みの違い」という大きな壁が立ちはだかっています。
一般的なマンションの畳は、約5センチ〜6センチほどの分厚い厚みがあります。一方、新しく敷くフローリングの板は、わずか1.2センチ程度の厚みしかありません。
つまり、畳を撤去してそのままフローリングを貼ってしまうと、隣のリビングや廊下の床の高さから「約4センチ」もガクッと下がってしまい、生活する上で非常に危険な大きな段差が生まれてしまうのです。
施工の裏側:段差をなくし、冷気を遮断する「下地作り」
この危険な段差を解消し、お家全体をバリアフリー(フラットな状態)にするためには、見えなくなってしまう床下の「下地作り」がリフォームの命運を握ります。
コンクリートの上に直接フローリングを貼るのではなく、まずは木材を等間隔に組んだり、高さを調整できる特殊な支持脚(置き床工法)を設置したりして、足りない4センチ分の「底上げ」を行います。
この底上げの作業を行うことで、隣のお部屋と全く段差のない、美しく安全な床の高さを実現することができるのです。
また、コンクリートは冬場になると外の冷気をダイレクトに室内に伝えてしまう性質があります。
畳の場合はその厚みが断熱材の役割を果たしていましたが、薄いフローリングにする際は、この下地作りの段階で空気の層を設けたり、必要に応じて断熱材を挟み込んだりすることで、底冷えを防ぎ、マンションの下の階への生活音の響き(遮音性)を和らげるという重要な役割も果たしています。
こうした「見えない部分の丁寧な施工」こそが、リフォーム後の生活の快適さを決定づけるのです。
施工後(AFTER):大建工業「ルームアート」で叶える美しく強い洋室
緻密な高さ調整と下地作りを経て、ついに新しいフローリングが敷き詰められました。
かつての和室の面影を感じさせない、洗練された洋室へと生まれ変わったアフター写真をご覧ください。

いかがでしょうか。
木の温もりを感じる明るいブラウンのフローリングが空間いっぱいに広がり、お部屋全体がパッと明るく、そしてとても広々と感じられるようになりました。
これで、重たいベッドやキャスター付きのデスクチェアを置いても、床が凹む心配はありません。
採用素材の魅力:大建工業『ルームアート(JA-YX161)』
今回、お客様の新しい生活を支える床材としてお選びいただいたのは、国内の住宅建材トップメーカーである大建工業(DAIKEN)のフローリング『ルームアート(品番:JA-YX161)』です。
フローリングには無数の種類がありますが、この「ルームアート」は現代の忙しいライフスタイルに寄り添う、非常に優秀な機能を備えています。
- すり傷や汚れに強い「特殊化粧シート」: 表面に傷がつきにくい特殊な加工が施されています。椅子を引いた時の擦り傷や、物を落とした時のへこみ傷に強いため、小さなお子様がミニカーで遊んだり、室内でペットを飼われたりするご家庭にも大変おすすめです。
- ワックス掛けが不要でお手入れ簡単: 従来のフローリングのように、定期的に面倒なワックスを塗る必要がありません。食べこぼしや皮脂汚れも染み込みにくく、普段は掃除機をかけたり、固く絞った雑巾でサッと水拭きしたりするだけで、長期間美しい光沢を保つことができます。
- ホットカーペット・床暖房に対応: 熱によるひび割れや反りに強い設計になっています。コンクリート下地のマンションは冬場の底冷えが気になりがちですが、この床材であれば、上にホットカーペットを敷いて足元からポカポカと暖まる、快適な冬を過ごすことができます。
見た目の美しさだけでなく、こうした「毎日のメンテナンスのしやすさ」や「季節を問わない快適さ」を備えた床材を選ぶことが、リフォームの満足度を何倍にも高めてくれます。
お部屋の用途が無限に広がる、これからの暮らし
和室から洋室へとリフォームしたことで、このお部屋の使い道は無限に広がりました。
これまでは「客間として時々使うだけ」「お布団を敷くためだけ」と用途が限定されがちだった空間が、ご夫婦の広々とした寝室になったり、書斎や趣味のお部屋としてデスクを置いたり、あるいは隣のリビングと一体化させて広大なファミリールームとして活用したりと、ご家族の現在のライフスタイルに完璧にフィットする空間へと生まれ変わったのです。
また、畳の隙間に入り込むホコリやダニを気にして、毎日神経質に掃除機をかける必要もなくなりました。お掃除ロボットの動きもスムーズになり、家事の時短にも大きく貢献してくれます。
松美装では、今回ご紹介したような「和室から洋室への全面リフォーム」はもちろんのこと、それに伴う「押入れからクローゼットへの大改造」や「襖(ふすま)から洋風のドア(建具)への交換工事」など、お部屋全体をトータルでコーディネートするプランを得意としております。
「うちのマンションもコンクリート下地かもしれないけれど、段差なく綺麗にできるかな」「どんな色のフローリングが今の家具に合うか相談したい」「壁紙も一緒に張り替えた場合のトータルの費用を知りたい」
そのようなご希望やご不安がございましたら、どうぞいつでもお気軽に私たち松美装にご相談ください。
経験豊富なスタッフが、お客様のお住まいの構造をしっかりと調査し、見えない下地の部分から一切妥協しない、安全で美しいリフォームをご提案させていただきます。
概算のお見積りや現地調査は、すべて無料で行っております。これからの暮らしをより快適に、より自由に楽しむための第一歩を、私たちと一緒に踏み出してみませんか。
皆様からのご連絡を、スタッフ一同、心よりお待ちしております。
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