こんにちは、総合リフォームの松美装です。ご自宅を新築されたり購入されたりした当初は広々として使いやすかった間取りも、10年、20年と年月が経過し、ご家族のライフステージが変化していくにつれて、少しずつ不便を感じるようになることは決して珍しいことではありません。
特にご相談が多いのが、お子様の成長に伴う子供部屋のレイアウト変更です。お子様が小さいうちは兄弟姉妹が一緒に遊べるようにと1つの大きな部屋として使い、将来大きくなった時に壁を作って2つの個室に分けられるよう、あらかじめ入り口のドアを2つ設けておくという間取りは、現代の住宅設計において非常にポピュラーな手法となっています。
今回は、まさにそのような設計思想で作られた1つの大きな空間の中央に、新しい壁を増設して完全に独立した2部屋へと作り変える間仕切り壁増設リフォームの施工事例をたっぷりのボリュームでご紹介いたします。何もない空間にどのようにして頑丈な壁が生まれるのか、プロの大工工事から内装仕上げまでのプロセスを詳しく解説してまいります。
施工前:ドアは2枚あるものの内部で繋がっている大空間
まずは、今回壁の増設をご依頼いただいたお部屋の、施工前の様子を見てみましょう。廊下から見ると2枚のドアが並んでおり、一見すると最初から2つの部屋があるように思えますが、中に入ると大きな1つの空間として繋がっていました。
右側の部屋となるスペースの様子です。

そして、左側の部屋となるスペースの様子です。

部屋の真ん中あたりには、空間を緩やかに区切るためのわずかな出っ張りとなる袖壁が存在していましたが、基本的には天井から床まで完全に繋がった大空間となっています。

お子様が幼い頃は、この広々とした空間で一緒に遊んだり並んで眠ったりと、大変使い勝手の良い間取りでした。しかし、お子様が成長して思春期を迎えたり、受験勉強などで集中する環境が必要になったりすると、隣のスペースの音や光が筒抜けになってしまうこの状態では、プライバシーを保つことが難しくなります。お互いの生活音が気になってストレスを抱えてしまう前に、石膏ボードを使って空間を完全に分断し、それぞれが落ち着いて過ごせる独立した個室を作るという本格的な工事を行うことになりました。
作業中:何もない空間に壁の骨組みとなる下地を設置する
それでは、実際に壁を作っていく工程に入ります。部屋の中央にただ板を立てれば壁になるというわけではありません。寄りかかったり物がぶつかったりしても絶対に倒れない頑丈な壁を作るためには、まずは木材を使ってしっかりとした骨組みを作り上げる必要があります。

天井と床、そして両サイドの既存の壁に対して、専門の計測機器を使ってミリ単位で垂直と水平を正確に測り出し、木材をビスで強固に固定していきます。この木材の枠組みの中に、一定の間隔で縦に柱を入れていく作業を行います。これを建築用語で下地組みと呼びます。
写真をご覧いただくと、右側の部屋と左側の部屋を隔てる境界線に、等間隔で木の柱が何本も立てられているのがお分かりいただけるかと思います。この下地の柱が、これから張っていく石膏ボードを支え、壁全体の強度を決定づける極めて重要な役割を担っています。見えなくなってしまう部分の骨組みにどれだけ精密な仕事ができるかが、何十年も歪まない丈夫な壁を作るためのプロの大工の腕の見せ所です。
作業中:下地の上に石膏ボードを張り合わせて空間を分断する
木材による頑丈な下地が完成した後は、その骨組みの両面から石膏ボードと呼ばれる板を張り付けていく作業へと進みます。
右側の部屋から見た、石膏ボード施工中の様子です。

続いて、左側の部屋から見た様子です。

石膏ボードは、現代の住宅の内装において最も一般的に使用されている建材です。石膏を特殊な紙で包んで板状にしたもので、火に強く、音を遮る遮音性にも優れているという特徴を持っています。
先ほど立てた木材の下地に向かって、この石膏ボードを専用のビスで一定の間隔でしっかりと打ち込んで固定していきます。天井から床まで、隙間なくボードが張り巡らされたこの段階で、かつて1つだった大空間は完全に2つの部屋へと物理的に分断されました。隣の部屋からの視線は完全に遮断され、音の伝わりも大幅に軽減されます。
施工後:パテ処理とクロス張りで元からあったような美しい壁へ
石膏ボードを張り終えれば壁の形は完成ですが、このままでは表面にボードの継ぎ目やビスの頭の凹凸が残っているため、美しい仕上がりとは言えません。最後の仕上げとして、内装職人によるクロス張りの工程へと移ります。
クロスを美しく張るために絶対に欠かせないのが、パテ処理と呼ばれる下地調整です。石膏ボードの隙間やビスの穴に、粘土のような専用のパテを丁寧に塗り込み、乾燥させてから平らに削り出して、壁の表面をガラスのように滑らかな状態に整えます。このパテ処理を徹底することで、新しく張ったクロスにシワや影が出ない完璧な仕上がりが約束されます。

パテ処理を終え、新しいクロスを張り終えた完成後の壁の様子です。今回増設した壁の面だけでなく、お部屋全体のバランスを見て違和感が出ないよう、周囲の壁紙ともしっかりと馴染むような美しい仕上がりとなりました。まるで家を建てた最初からこの場所に壁が存在していたかのような、自然で完璧な間仕切り壁が完成いたしました。
これからは、それぞれが独立した個室として、趣味の時間や勉強に集中できるプライベートな空間を存分に楽しんでいただくことができます。
ライフスタイルに合わせた間取り変更は松美装にお任せください
今回は、お子様の成長に合わせて1つの大きな部屋を2つの個室へと分割する壁の増設工事をご紹介いたしました。逆に、お子様が独立して家を出られた後に、2つの部屋を隔てていた壁を撤去して、ご夫婦で広々と使える1つの大きな趣味の部屋やリビングへと作り変えるといった、逆パターンの間取り変更リフォームも非常に人気があります。
また、空間を完全に塞いでしまうのではなく、視線を適度に遮りつつも開放感を残す腰壁と呼ばれる低い壁を作ったり、採光性を保つために壁の上部に室内窓を設けたりと、壁の作り方にはご家族のライフスタイルに合わせた無限の選択肢が存在します。
我が家の間取りもこのように変更できるのだろうかというご相談や、壁を作ることでお部屋の明るさや風通しがどう変わるのかアドバイスが欲しいといったご要望、そして費用がどれくらいかかるのか見積もりが欲しいといったお問い合わせはいつでも無料で承っております。
お客様のこれからの新しい暮らしが、より快適で笑顔あふれるものとなるよう、経験豊富なスタッフが確かな技術と真心を込めてサポートさせていただきます。お住まいの間取りや内装について少しでも気になることがございましたら、どうぞいつでもお気軽に私たち松美装までお問い合わせください。皆様からのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。
まずはお気軽にお問い合わせください
見積無料
定休日 日曜 祝日
こちらは弊社受付につながります
工事内容や金額等の詳細については担当者より折り返しご連絡させていただきます
































