こんにちは、総合リフォームの松美装です。お住まいの内装において、お部屋の雰囲気や日々の快適さを大きく左右するのが床材の選び方です。床は家の中で最も広い面積を占め、ご家族が毎日歩いたり座ったりして直接肌に触れる場所でもあります。
床の張り替えを検討する際、真っ先に思い浮かぶのはフローリングかもしれませんが、最近ではリビングや洋室といった居室の床にクッションフロアを採用されるお客様が非常に増えてまいりました。かつてはトイレや洗面所などの水回りで使われる裏方的な素材というイメージが強かったクッションフロアですが、現在ではデザイン性も機能性も飛躍的に向上しており、メインの生活空間にふさわしい素晴らしい床材へと進化を遂げています。
今回は、ダイニングキッチンと洋室の床を、古い床材から最新のクッションフロアと巾木へと全面的に張り替えた施工事例をたっぷりのボリュームでご紹介いたします。クッションフロアが選ばれる数多くのメリットや、お部屋の壁を守る隠れた立役者である巾木の重要な役割について、プロの施工手順とともに詳しく解説してまいります。
機能性とデザイン性を兼ね備えたクッションフロアの魅力
まず初めに、今回メインで使用する床材であるクッションフロアについてご説明いたします。クッションフロアとは、塩化ビニルという水を弾く素材で作られた、文字通りクッション性に優れたシート状の床材のことです。
最大の魅力は、本物の木材を使用したフローリングに比べて材料費も施工費用も大幅に安く抑えられるという点です。コストパフォーマンスに優れているだけでなく、本物の木目や石目、タイル柄などをリアルに再現した豊富なデザインが各メーカーから多数販売されており、お部屋のインテリアに合わせて自由自在に空間をコーディネートすることができます。
機能面においても非常に優れています。表面が塩化ビニルで覆われているため水や油汚れに強く、飲み物をこぼしても染み込むことなくサッと水拭きするだけで簡単にお手入れが完了します。また、内部に発泡層を含んでいるため、適度な弾力があり、歩行時の足腰への負担を軽減してくれるだけでなく、物を落とした際の衝撃音を吸収する防音効果も期待できます。
さらに、表面に滑りにくい加工が施された製品も多く、室内で走り回るペットの足の関節を守ったり、小さなお子様が転倒した際の怪我のリスクを減らしたりできるため、ご家族全員が安心して暮らせる優しい床材として、リビングや子供部屋への導入が近年急速に進んでいるのです。
壁と床の隙間を隠して守る巾木の重要な役割
床材を張り替える際、クッションフロアとセットで必ず交換をおすすめしているのが巾木と呼ばれる部材です。巾木という言葉を初めて耳にされる方もいらっしゃるかもしれませんので、その役割について解説いたします。

写真に写っている、壁と床の境目に取り付けられた細長い木目調の帯のようなものが巾木です。お部屋の足元をぐるりと囲むように設置されているこの部材には、大きく分けて二つの極めて重要な役割があります。
一つ目は、壁と床の間に生じるわずかな隙間を隠して美しく見せるという役割です。住宅を建築する際、壁のクロスと床材を完全に隙間なく直角に突き合わせて施工することは技術的に非常に困難であり、また木材の膨張や収縮の逃げ場を作るためにも、あえて壁と床の境目には数ミリメートルの隙間を設けてあります。巾木はこの隙間の上から蓋をするように取り付けられ、お部屋の輪郭をスッキリと綺麗に整える視覚的な効果を持っています。
二つ目の役割は、壁の下部を衝撃や汚れから守るという保護機能です。毎日お部屋に掃除機をかける際、掃除機のヘッドが壁の足元にガンガンとぶつかるのを経験されたことがあるかと思います。また、歩いている時につま先が当たったり、子供のおもちゃがぶつかったりすることもあります。もし巾木がなければ、壁紙はすぐに破れ、石膏ボードが削れてボロボロになってしまいます。巾木がクッションの役割を果たして壁へのダメージを肩代わりしてくれるおかげで、美しい壁面が守られているのです。
巾木も床材と同様にカラーバリエーションが豊富に用意されています。床の色に合わせて木目調を選ぶのも定番ですが、最近では壁紙の色に合わせてホワイト系の巾木を選び、壁と一体化させて空間をより広くスッキリと見せるコーディネートも大変人気があります。
施工前、経年劣化が進んだダイニングキッチンと洋室
それでは、今回張り替えを行うお部屋の施工前の状態を確認していきましょう。

こちらはダイニングキッチンの施工前の様子です。長年の生活によって床全体に汚れが染み付き、色あせが進行して少し暗い印象のお部屋になってしまっています。キッチン周りは油はねや水こぼれが多いため、どうしても床材の劣化が早まりやすい環境にあります。

続いてこちらは洋室の施工前の様子です。こちらもダイニングと同様に床材の経年感が目立ち、足元を囲む巾木にも擦れや汚れが蓄積していました。今回はこれら2つの空間の床材と巾木をすべて剥がし、明るく清潔感のある新しい素材へと一新してまいります。
作業中、専用接着剤と熟練の技術で空気を抜いて密着させる
古い床材と巾木をすべて綺麗に剥がし終え、下地を平らに整えた後、新しいクッションフロアを張る工程へと進みます。

床一面にクッションフロア専用の強力な接着剤を流し込み、専用のクシ目ゴテという道具を使って、接着剤の厚みが均一になるように波模様を描きながら全体に薄く伸ばしていきます。接着剤の量が多すぎても少なすぎても仕上がりに影響が出るため、職人の手の感覚で正確に塗布していく必要があります。
接着剤が適切な状態になるまで少し時間を置いてから、お部屋のサイズに合わせてあらかじめ大きくカットしておいた新しいクッションフロアを静かに被せていきます。この時、シートと床の間に空気が残ってしまうと、後からその部分が膨らんで剥がれの原因となってしまいます。そのため、専用の刷毛やローラーを使い、中心から外側へ向かって空気をしっかりと押し出しながら、床面に完全に密着させていくという繊細な作業を繰り返します。
全体が綺麗に貼り付いたら、壁の端や部屋の角の複雑な形状に合わせて、専用のカッターを使って余分なシートをミリ単位の精度で切り落としていきます。最後に、新しい巾木を専用のボンドと隠し釘で壁の足元にしっかりと固定して、すべての施工が完了となります。
施工後、サンゲツの素材で統一された明るく快適な空間
すべての張り替え作業が完了し、見違えるように美しく生まれ変わったお部屋の様子をご覧ください。

こちらは施工後のダイニングキッチンです。今回床に採用いたしましたのは、国内最大手のインテリアメーカーであるサンゲツのクッションフロアで、品番はHM10020という製品です。明るく自然な色合いの美しい木目柄が広がり、キッチン全体がパッと華やかで温かみのある空間へと変貌を遂げました。

こちらは施工後の洋室です。ダイニングと同じ床材を使用することで、お部屋からお部屋への繋がりが生まれ、家全体が統一感のある洗練されたインテリアとなりました。クッションフロアの柔らかな踏み心地が、毎日の暮らしに極上のリラックスをもたらしてくれます。
そして、壁の足元を引き締める巾木にも、同じくサンゲツの製品であるW24という品番のものを採用いたしました。床の色と絶妙にマッチするナチュラルな木目調の巾木を選んだことで、空間に落ち着きと上質感がプラスされています。プロの正確なカットと接着技術により、壁の隅々まで隙間なく完璧に美しい仕上がりとなりました。
お部屋の用途に合わせた最適な床材選びをサポートいたします
今回はダイニングキッチンと洋室にクッションフロアを施工する事例をご紹介いたしましたが、床材選びはお部屋の用途やご家族のライフスタイルによって最適なものが異なります。水や汚れに強いクッションフロアは、今回のようなキッチンやリビングの他にも、洗面所やトイレ、そしてペットが過ごすお部屋などに大変おすすめです。
一方、より高級感を求めたいリビングには無垢材のフローリングを、土足で歩く玄関や傷に強い床にしたい場合には硬いフロアタイルを選ぶなど、適材適所で素材を使い分けることで、より快適で機能的な住まいを実現することができます。
私たち松美装では、今回ご紹介したクッションフロアや巾木の張り替えはもちろんのこと、各種フローリング工事、壁紙の張り替え、そして水回り設備の交換まで、住宅の内装に関することであればどのようなご要望にも幅広くお応えいたします。
我が家のリビングにクッションフロアを張るとどれくらいの費用がかかるのか見積もりが欲しい、サンゲツのカタログから様々な木目柄を見比べてみたいといったご相談は、いつでも無料で承っております。現地への訪問調査とお部屋の寸法測定、そして詳細なプランニングもすべて無料で行っております。
お客様の毎日の暮らしがもっと快適で、笑顔があふれる居心地の良い空間となるよう、経験豊富なスタッフが確かな技術と真心を込めてサポートさせていただきます。お住まいの内装やリフォームについて少しでも気になることがございましたら、どうぞいつでもお気軽に私たち松美装までお問い合わせください。皆様からのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。
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