こんにちは、総合リフォームの松美装です。お住まいの中で毎日必ず使用する洗面室は、お化粧や身支度を整えるだけでなく、洗濯や入浴の準備など、複数の目的が集中する非常に重要な空間です。しかし、限られた広さの中に洗面化粧台と洗濯機という大型の設備が並んで配置されているため、その並び順がご家族の生活動線と合っていない場合、毎日の家事に知らず知らずのうちに大きなストレスを抱えてしまうことが多々あります。
お風呂の入り口のすぐ隣に洗面台があり、洗濯機が手前にある間取りの場合、入浴時に脱いだ衣類を洗濯機に入れるために洗面室を横切らなければならなかったり、複数人が同時に洗面室を使おうとした時に通路を塞いでしまったりといった不便さが生じがちです。このような使いにくさを根本から解消するために、今ある洗面化粧台と洗濯機の位置をそっくりそのまま逆に入れ替えたいというご相談を数多くいただいております。
今回は、まさにそのような洗面化粧台と洗濯機用の防水パンの配置を交換するというリフォームの施工事例をたっぷりのボリュームでご紹介いたします。家具の配置換えのように簡単にずらせば済むと思われがちな水回りの移動ですが、実は床や壁を切り開いて行う非常に大掛かりで専門的な工事が必要となります。見えない配管移設の裏側から、開けた穴を跡形もなく美しく復旧する内装のプロの技術について、詳しく解説してまいります。
施工前:既存の新しい設備をそのまま活かすエコなリフォーム
まずは、今回配置交換のご依頼をいただいた洗面室の、施工前の様子を見てみましょう。


お部屋の入り口から見て、手前側に洗面化粧台が設置されており、奥の浴室の入り口付近に洗濯機を置くための防水パンが設置されているという間取りです。お客様は生活動線の改善のためにこの二つの位置を逆に入れ替えることをご希望されていました。
写真をご覧いただくとお分かりいただける通り、設置されている洗面化粧台も洗濯機用の防水パンも、ごく最近に新しいものへと交換されたばかりの大変綺麗な状態でした。リフォームといえば古いものをすべて捨てて新しいものを導入するというイメージが強いかもしれませんが、まだ十分に使える設備を廃棄してしまうのは環境にも優しくなく、お客様の費用負担も無駄に増えてしまいます。そのため今回は、現在設置されている洗面化粧台と防水パンを一度丁寧に取り外し、位置を入れ替えた後に再び同じものを設置して使用するという、非常にエコで無駄のないプランを採用させていただきました。
水回りの移動が家具の配置換えとは全く異なる理由
洗面室の中で洗面台と洗濯機を横に移動させるだけと聞くと、とても簡単な作業のように思われるかもしれません。水回りなのだから、どちらの場所にも水を通す管が来ているはずだし、すぐに入れ替えられるだろうと想像される方も多くいらっしゃいます。
しかし実際には、水回りの設備をわずか数十センチメートル移動させるだけでも、建物の構造に関わる非常に大掛かりな工事が必要となります。なぜなら、洗面化粧台と洗濯機では、必要とする配管の種類や位置が全く異なるからです。
洗面化粧台には、顔を洗うための水とお湯を供給する二本の管と、使った水を流す太い排水管、そして照明やドライヤーを使うための電気配線が必要です。一方、洗濯機には大量の水を一気に供給するための専用の蛇口と、洗濯排水をスムーズに流すための特殊な排水口、そして専用のコンセントが必要です。これらの見えない管や配線はすべて床下や壁の裏側に固定されているため、設備を移動させるためには、床や壁を物理的に切り開いて管のルートを根本から引き直すという、建築用語で切り廻しと呼ばれる専門的な工事が不可欠となるのです。
作業中:床を開口して行う配管の引き直し作業
新しい設備の破損を防ぐため、まずは設置されていた洗面化粧台と防水パンを傷つけないように慎重に取り外し、別の部屋へと安全に避難させます。

設備が撤去された後の壁と床には、それまで繋がっていた給水管や排水管の穴だけが残されています。ここからがいよいよ本格的な移設工事のスタートです。

床下を通っている配管のルートを変更するために、大工が電動ノコギリを使って床の合板を四角く切り取って開口部を作ります。この開口部から床下の狭い空間へ手や工具を差し込み、古い配管を切断して新しい位置へと管を延長していく作業を行います。水漏れが絶対に許されない作業であるため、管の接続にはミリ単位の精度と熟練の技術が要求されます。

ここでプロならではの工夫があります。床を開口する際、切り取った床材や下地の木材はゴミとして捨てるのではなく、綺麗に保管しておきます。配管の工事が終わった後、この切り取った板をパズルのように元の穴へ寸分違わずはめ込み、裏側から木材を添えてしっかりと固定して再利用するのです。これにより、材料費を最小限に抑えつつ、床の強度を元通りに回復させることができます。
作業中:壁を開口して洗濯機用の蛇口を新設する
床下の排水管の準備が整うと、次は壁の裏側に隠れている給水管の工事へと移ります。

手前に新しく設置する洗濯機に水を供給するためには、壁の高い位置に専用の蛇口を設けなければなりません。そのため、壁の石膏ボードを四角く切り開き、壁の裏側に通っている水道管を分岐させて、新しい蛇口の位置まで管を立ち上げる作業を行います。同時に、洗面化粧台の鏡の上についている照明器具を点灯させるための電気配線も、壁の裏側を通して新しい位置へと移動させます。
このように、単なる配置の交換であっても、実際には大工工事と水道工事、そして電気工事の三つの専門技術が複雑に絡み合う高度なプロジェクトとなります。私たち松美装は、これらすべての専門技術を持った自社の職人が連携して作業を行うため、スムーズかつ確実な施工をお約束できるのです。
施工後:開口部を完全に消し去る内装の美しい復旧技術
見えない部分の複雑な切り廻し作業をすべて終え、いよいよ内装の仕上げと設備の再設置へと進みます。見違えるように使いやすくなった洗面室の様子をご覧ください。

手前に洗濯機用の防水パン、奥に洗面化粧台というご希望通りの配置変更が完了いたしました。一時避難させていた既存の設備を傷つけることなく元の美しい状態のまま設置し直し、配管をしっかりと接続しています。
そして、このリフォームの美しさを決定づけているのが、穴だらけになっていた床と壁の完璧な復旧です。

床の開口部は、先ほどご説明した通り切り取った板をはめ込んで平らに塞いだ後、継ぎ目のわずかな段差をパテと呼ばれる充填材で完全に滑らかに整えました。その上から、洗面室全体を覆うように新しいクッションフロアを一枚のシートとして上貼りしています。これにより、どこに穴を開けたのか全く分からない美しい仕上がりとなると同時に、床のクッション性と防水性が一段と高まりました。

壁の開口部も同様に、新しい石膏ボードをはめ込んでパテ処理を徹底的に行い、新しい壁紙へと綺麗に張り替えを行いました。古い蛇口の跡や照明の配線穴もすべて消し去り、まるで最初からこの間取りであったかのような、自然で完璧な空間が創り出されています。
水回りリフォームは目に見えない配管技術が最も重要です
今回は洗面台と洗濯機の大掛かりな位置の入れ替えをご紹介いたしましたが、実は設備を全く別の場所に移動させない場合であっても、配管の切り廻しが必要になることは多々あります。例えば、古い洗面化粧台を最新の引き出し式のモデルへと交換する際、引き出しの奥のスペースを確保するために、床から立ち上がっている排水管の位置を壁側に数センチメートルだけずらすといった調整工事が頻繁に発生します。
水回りのリフォームを成功させるためには、表面に見える設備や壁紙の美しさだけでなく、床下や壁の裏側に隠された給排水の仕組みを正確に理解し、臨機応変に対応できる高い技術力が必要不可欠です。
私たち松美装では、今回のような配置変更を伴う大掛かりなリフォームから、老朽化した洗面化粧台の単独交換、そして水漏れなどの緊急の修理まで、水回りに関するあらゆるお悩みに幅広く対応しております。
我が家の洗面室でも配置の変更が可能なのだろうかという疑問や、最新の洗面化粧台のカタログを見てみたいというご要望、そして工事費用がどれくらいかかるのか現地を見て詳細な見積もりが欲しいといったご相談も大歓迎です。現地への訪問調査とお部屋の寸法測定、そしてお見積りの作成はすべて無料で行っております。
お客様の毎日の家事が少しでも楽になり、笑顔があふれる快適な暮らしを実現するために、経験豊富なスタッフが真心を込めてサポートさせていただきます。お住まいの設備や内装について気になることがございましたら、どうぞいつでもお気軽に私たち松美装までお問い合わせください。皆様からのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。
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