こんにちは。間取り変更を伴う大規模なフルリノベーションから、ライフスタイルに合わせた空間デザインまで、お住まいをトータルでお手伝いする「総合リフォームの松美装」です。
お部屋の模様替えやリフォームを計画される際、壁紙(クロス)の色や床材の素材、あるいはソファやダイニングテーブルといった家具の配置には徹底的にこだわっても、「照明(光の当て方と質のコントロール)」については、つい後回しにしてしまっていませんか。
実は、インテリアデザインの分野において、空間の完成度と質を最終的に決定づける最も重要な要素は、高価な家具でも派手な壁紙でもなく、空間に落ちる「光と影のバランス」です。
どんなに素晴らしい素材でお部屋を構築しても、光の当て方を間違えれば、空間はたちまち平坦で魅力のないものになってしまいます。
今回は、町田市にお住まいのお客様からご依頼いただいた、「一般的な天井照明から、ホテルライクな『コーブ照明(間接照明)』へのリフォーム事例」をご紹介いたします。
空間に圧倒的な高級感をもたらす間接照明のメカニズムと、光が人間の心理と自律神経に与える驚くべき効果について、プロの視点からたっぷりのボリュームで徹底解説いたします。
日本の住宅における「一室一灯方式」の限界
まずは、今回リフォームをご依頼いただいたお客様のお部屋の、施工前の天井の様子をご覧ください。

部屋の中央に、一般的なシーリングライトを取り付けるための配線器具(引掛シーリング)が残っています。
日本の住宅の9割以上において、お部屋の照明計画は、この写真のように「天井のど真ん中に、丸くて明るいシーリングライトを一つだけ設置する」というスタイルが採用されています。
これは「一室一灯(いっしついっとう)方式」と呼ばれ、高度経済成長期以降の日本で急速に普及しました。
この方式には、「たった一つの照明器具で、お部屋の隅々まで均一に明るく照らすことができる」という極めて実用的なメリットがあります。お子様が部屋のどこで勉強しても文字が読みやすく、細かい手作業をするのにも適しているため、効率と機能性を重視した照明計画と言えます。
しかし、現代の私たちがリビングや寝室に求めているのは、作業効率だけではありません。
「一日の終わりに、心身の疲れを癒やしてリラックスしたい」「映画を見たり、お酒を飲んだりするムーディーな雰囲気を楽しみたい」という目的において、部屋中を煌々と照らし出す均一な直接光は、かえって刺激が強すぎます。
光の強弱がないため空間に「陰影」が生まれず、どうしても平坦で、少し無機質な印象の空間になってしまうという、デザイン上の限界を抱えているのです。
この限界を突破し、空間に極上の安らぎと高級感をもたらす最強の手法が、今回の主役である「間接照明」への移行です。
そもそも「コーブ照明」とはどのような照明なのか
インテリア雑誌や、高級ホテルの客室紹介などで「コーブ照明」という言葉を目にされたことがあるかもしれません。
コーブ(cove)とは、英語で「小さな湾」や「入り江」、あるいは「くぼみ」を意味する言葉です。
建築におけるコーブ照明とは、天井の端や壁の上部を折り上げて(建築的にくぼみを作って)目隠しのための造作壁を作り、その見えない溝の中にLEDなどの線状の照明器具を上向きに設置する「間接照明の一種」を指します。
最大の特徴は、光源(電球そのもの)が人間の目に直接入らないことです。
照明器具から放たれた光は、一度天井面に当たって反射(バウンス)し、その「反射した柔らかい光」を使って空間全体をフワッと照らし出します。直接的な鋭い光ではなく、天井に広がる美しい光のグラデーションによって空間を演出する、非常に高度で洗練された照明テクニックなのです。
施工の裏側:大工工事と電気工事が融合するプロの技術
コーブ照明を後付けするリフォームは、単に買ってきた照明器具を取り付けるのとは次元が異なります。空間の構造そのものを作り変える、緻密な計算と技術が必要になります。
まず、熟練の大工職人が木材を組み、壁の少し高い位置に照明器具を隠すための「コの字型」の土台(造作壁・幕板)を作成します。この時、天井から幕板までの距離や、照明器具を設置する角度を数センチ単位で計算しなければ、光が天井に美しく伸びず、途切れたりムラになったりしてしまいます。
同時に、有資格者の電気工事士が、天井裏の配線を新しい照明位置へと引き直す工事を行います。
造作壁の組み立てが完了したら、その表面に周囲と同じ壁紙(クロス)を丁寧に張り込み、建築物と完全に一体化させます。
木工事(大工)、電気工事、そして内装工事(クロス職人)。この3つの異なる専門技術を自社でシームレスに一貫して行える松美装だからこそ、妥協のない美しいコーブ照明を実現することが可能です。
施工後(AFTER):天井に広がる光。極上のリラックス空間へ
緻密な造作工事と照明のセッティングを終え、いよいよスイッチを点灯させます。
新しく生まれ変わった、驚きの光の空間をご覧ください。

壁際に設けた造作壁から、天井に向けて柔らかい光が放たれ、お部屋全体を優しく包み込んでいます。
いかがでしょうか。
見慣れたいつものお部屋が、まるで高級ホテルのスイートルームや、洗練されたデザイナーズラウンジのような、柔らかく温かみのある非日常的な空間へと大大変身を遂げました。
部屋の中央から降り注いでいた強い光がなくなり、壁際から天井に向かってフワッと広がる光のグラデーションが、見ているだけで心を深く落ち着かせてくれます。
この「コーブ照明(間接照明)」を導入することで、お客様の暮らしにどのような劇的な変化がもたらされるのか。プロの視点から3つの絶大なメリットを解説いたします。
1. 副交感神経を刺激し、心身を解放する「極上のリラックス効果」
照明が人間に与える影響について、医学的・心理学的な観点から非常に重要な法則があります。
人間の脳は、太陽の光のような「直接的で強い光」や「高い位置からの光」を浴びると、活動モードである「交感神経」が優位になり、体が緊張状態(起きる状態)になります。
一方で、夕焼けのような「低い位置からの光」や、今回のコーブ照明のような「壁や天井に反射した柔らかい間接光」に包まれると、安らぎモードである「副交感神経」が強く刺激されます。
間接照明の柔らかい光は、血圧や心拍数を穏やかに下げ、脳の緊張を解きほぐす効果があります。
そのため、一日の仕事や家事の疲れを癒やすリビングルームや、良質な深い睡眠へとスムーズに導入したい寝室(ベッドルーム)において、コーブ照明は人間の生体リズムに寄り添う「究極の癒やしの装置」として機能するのです。
2. 天井が上に持ち上がる!?お部屋を「広く」見せる視覚マジック
コーブ照明には、空間の物理的な広さを変えずに、お部屋をはるかに広く見せるという強力な視覚効果(錯覚)があります。
人間の目は、空間の中で「明るい部分」に自然と視線が誘導され、また「明るい色は膨張して(手前に近づいて)見える」という特性を持っています。
コーブ照明によって天井面が空間の中で最も明るく照らし出されると、人間の脳は「天井が上にフワッと持ち上がった(実際の高さよりも高い位置にある)」と錯覚します。
マンションなど、構造上の理由で天井高が低めに設定されているお部屋に圧迫感を感じている場合、このコーブ照明を取り入れることで、まるで吹き抜けがあるかのような圧倒的な開放感と上部への広がりを得ることができます。
3. 均一な空間を脱却する「圧倒的な高級感と立体感」
「光」が存在するところには、必ず「影」が生まれます。
一室一灯のシーリングライトによる「影を消すための均一な光」とは異なり、間接照明は意図的に「光のグラデーション」と「美しい陰影」を空間に創り出します。
天井を這う光のグラデーションが空間に立体感を与え、お部屋に置かれているソファや観葉植物、壁に飾られたアートのシルエットをより彫深く、ドラマチックに際立たせてくれます。
ただ明るくするためだけの道具であった照明が、空間そのものを彩る「インテリアの一部」へと昇華し、何気ないいつものお部屋を、圧倒的な高級感が漂うラグジュアリー空間へとグレードアップさせてくれるのです。
「光」をデザインして、あなただけのオリジナル空間を
リフォームというと、水回りの設備を最新のものに交換したり、傷んだ壁紙を張り替えたりする工事を真っ先に思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、お部屋の空気感、居心地の良さ、そして空間のクオリティを最も劇的かつ根本から変えてくれるのは、今回ご紹介したような『照明計画(光のデザイン)のリフォーム』です。
間接照明には、今回施工した天井を照らす「コーブ照明」の他にも、壁面を滝のように下に向かって照らす「コーニス照明」や、壁の一部をくり抜いた飾り棚に光を仕込む「ニッチ照明」など、様々な手法が存在します。
これらを組み合わせることで、空間の演出方法は無限に広がります。
「リビングで映画を見る時に、映画館のような雰囲気を作りたい」
「寝室を、海外の高級ホテルのような落ち着いた空間にしたい」
「間接照明を取り入れたいけれど、今の部屋の構造で可能なのか見てほしい」
そのような理想のイメージやご要望をお持ちの方は、ぜひ地元・町田市の松美装へご相談ください。
大工工事による造作から、配線、内装仕上げまでを自社で一貫して管理できる松美装ならではの強みを活かし、自由度が高く、安全で美しいオリジナル空間をご提案させていただきます。
現地調査や概算のお見積りは、すべて無料で行っております。
夜の時間が待ち遠しくなるような、光に包まれる極上のリラックス空間を、私たちと一緒に創り上げてみませんか。皆様からのご連絡を、スタッフ一同、心よりお待ちしております。
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