こんにちは。間取り変更を伴う大規模なフルリノベーションから、ライフスタイルに合わせたお部屋の用途変更まで、お住まいの空間づくりをトータルでお手伝いする「総合リフォームの松美装」です。
日本の伝統的な住宅において、心安らぐ空間の象徴といえば「和室」です。和室の主役である「畳」は、藁(わら)やい草といった天然素材で作られており、お部屋の湿気が多い時には水分を吸収し、乾燥している時には水分を放出するという、非常に優れた自然の調湿機能を持っています。夏は涼しく冬は暖かいという、日本の気候風土に最も適した素晴らしい床材です。
しかし、ベッドやソファを置き、キャスター付きの椅子を使うことが当たり前となった現代のライフスタイルにおいて、この畳という素材は、いくつかの扱いづらい側面を持つようになりました。
重い家具を置けば深く凹んでしまい、ジュースをこぼせばシミになりやすく、そして何より、約5年ごとに「裏返し」や「表替え」といった定期的な張り替えメンテナンスが必要になる消耗品でもあります。共働きで毎日お忙しいご家庭や、ペットと一緒に暮らしている方にとって、この畳の維持管理は想像以上に大きなご負担となっているのが実情です。
今回は、そんな畳特有のメンテナンスの手間から解放され、毎日のお掃除が劇的に楽になる「和室から洋室(フローリング)へのリフォーム工事」をご紹介いたします。どのような工程を経て和室が洋室へと生まれ変わるのか、たっぷりのボリュームで詳しく解説してまいります。
施工前(BEFORE):日焼けとささくれで劣化が進んだ畳
まずは、今回リフォームのご依頼をいただいた和室の、施工前の様子を見てみましょう。

長年大切にお使いいただいてきた畳ですが、経年劣化により表面のい草が茶色く変色してしまっています。よく歩く場所や座る場所の近くで見ると、い草の繊維が擦り切れて「ささくれ」が目立つ箇所もいくつか見受けられました。
畳の表面がささくれ立ってくると、歩くたびに靴下にい草のクズがくっついてしまい、それが他の部屋にまで運ばれてお掃除の手間を増やしてしまいます。また、古くなった畳は調湿機能が低下するため、梅雨の時期にはダニやカビが発生しやすくなるという衛生上の懸念も生じてきます。
お客様は「和室を寝室として使いたいけれど、畳の上に重いベッドを置くと傷んでしまう」「とにかく毎日のお掃除やお手入れを簡単にしたい」という強いご希望をお持ちでした。そこで私たちは、畳をすべて撤去し、高耐久の木質フローリングを張って完全な洋室へと作り変えるプランをご提案いたしました。
施工の裏側:ただ板を張るだけではない「下地造作工事」の重要性
和室を洋室にするリフォームにおいて、一般の方にあまり知られていない非常に重要な事実があります。それは「畳を剥がした後の床に、そのままフローリングを張ることは絶対にできない」ということです。
その理由は、床材の「厚み」が全く異なるからです。一般的な畳の厚みは約5センチから6センチほどあります。それに対して、一般的な木質フローリングの厚みはわずか1.2センチ(12ミリ)ほどしかありません。もし、分厚い畳を剥がしたコンクリートや板の床に、薄いフローリングを直接張り付けてしまうと、隣の廊下やリビングの床の高さよりも4センチ近くも低くなってしまい、つまずきやすい大きな段差(バリア)が生まれてしまいます。
この段差をなくし、隣の部屋と完全にフラットなバリアフリーの床を作るためには、大工の専門的な技術による「下地造作(したじぞうさく)工事」が不可欠となります。
まず、畳をすべて撤去した後、何もない床の上に「根太(ねだ)」と呼ばれる角材を一定の間隔で井桁状にしっかりと組んでいきます。この木材の高さで、足りない数センチ分の厚みを微調整します。さらに、その根太の上に「構造用合板」という分厚くて丈夫な木の板を敷き詰めて固定し、人間が飛び跳ねても重い家具を置いても絶対にたわまない、頑丈な新しい床のベース(下地)を作り上げます。お住まいの環境によっては、この空洞部分に断熱材を敷き詰めて、冬の底冷えを防ぐ対策を行うこともあります。
フローリングを美しく張るためには、この見えない下地の段階で、床が完全に水平(ミリ単位の狂いもない状態)になっている必要があります。これこそが、和室から洋室への変更工事において最も職人の腕が試される、大切な工程なのです。
施工後(AFTER):お手入れが簡単な、明るく開放的な洋室へ
頑丈な下地を組み上げ、その上に美しいフローリングを一枚一枚丁寧に張り上げていきました。和室の面影がなくなり、現代的な洋室へと生まれ変わったアフター写真をご覧ください。

いかがでしょうか。茶色く変色していた畳のお部屋が、清潔感あふれるホワイト系のフローリングによって、見違えるほど明るく広々とした空間へと進化しました。
今回は、床をフローリングにするだけでなく、和室特有の木枠(窓枠)や壁紙(クロス)も一緒に洋風のスタイルへと変更しています。壁の下の部分には、掃除機をぶつけても壁が傷つかないように「巾木(はばき)」という洋室用の部材を新しく取り付けています。これにより、床だけが洋風で壁が和風というようなちぐはぐな印象にならず、空間全体が完全に調和した美しい洋室が完成しました。
採用した床材:傷と汚れに強い高耐久フローリング「Jネクシオ」
今回、お客様のお部屋に採用させていただいた床材は、国内の有力建材メーカーである株式会社ノダ(NODA)が製造している『Jネクシオ(品番:JN1S2-WA)』という高品質な木質フローリングです。
このJネクシオは、ただ木目が美しいというだけではなく、現代の過酷な生活環境に耐えうる数多くの優れた機能を持っています。
最大の特長は、その圧倒的な「表面の硬さ(耐久性)」です。表面に特殊な硬質コーティングが施されているため、物を落とした時のへこみ傷や、スリッパで歩いた時の擦り傷が非常につきにくくなっています。さらに、車いすを使用したり、キャスター付きのデスクチェアに座って移動したりしても、床の表面がえぐれたり傷ついたりしにくい設計になっているため、将来的な介護を見据えたバリアフリーリフォームにも最適な床材と言えます。
もちろん、ベッドなどの重い家具を長期間同じ場所に置いておいても、畳のように深く凹んで跡が残る心配はありません。
また、汚れにも非常に強いため、飲み物や食べ物をこぼしてしまっても、雑巾でサッと水拭きをするだけで簡単に綺麗になります。昔のフローリングのように、定期的に重労働であるワックス掛けをする必要も一切ありません。日々の家事の負担が劇的に軽減される、まさに現代人のためのフローリングです。
カラーバリエーションがもたらすインテリアの効果
Jネクシオは、お部屋のテイストに合わせて選べる豊富なカラーバリエーションが用意されています。
今回お選びいただいたような「ホワイト(ホワイトアッシュ柄)」は、窓から入る光を床面でレフ板のように反射させるため、お部屋全体を最も明るく、そして空間を最も広く見せる効果があります。清潔感があり、モダンな家具やカラフルなカーテンなどがとても良く映える万能なカラーです。
他にも、温かみがありナチュラルな家具と相性の良い「ベージュ(メープル柄やオーク柄)」や、書斎や寝室などをシックで重厚感のある大人の空間に仕上げてくれる「ブラック(ウォールナット柄やチェリー柄)」など、お客様の目指すインテリアに合わせて自由にお選びいただくことができます。
お部屋の使い道を変えるリフォームは松美装へ
和室を洋室に変更するリフォームは、ただ床の素材を変えるというだけでなく、「そのお部屋をこれからどう使っていくか」というライフスタイルそのものを新しくするポジティブな工事です。
使い勝手の悪かった和室を洋室に変えることで、ご夫婦の快適な寝室として活用できたり、大きなデスクを置いてリモートワーク用の仕事部屋にしたり、あるいはお子様が自由に走り回って遊べる子供部屋にしたりと、お住まいの可能性は無限に広がっていきます。
私たち松美装では、今回ご紹介したような畳からフローリングへの変更工事はもちろん、和室の押し入れを使いやすいクローゼットへと作り変える工事、襖(ふすま)を洋風の引き戸や開き戸に交換する建具工事など、和室の洋室化に関するあらゆるご要望をワンストップで承っております。
「うちの和室は段差があるけれどフラットにできるのだろうか」「床を張り替えるついでに、壁紙も一面だけ好きな色に変えてみたい」「全部でどれくらいの費用と日数がかかるのか教えてほしい」といったご相談も大歓迎です。現地への訪問調査や、寸法・下地の確認、そして詳細なプランニングとお見積りはすべて無料で行っております。
お客様の毎日の暮らしがより便利で、より快適なものとなるよう、経験豊富なスタッフが確かな技術でサポートさせていただきます。ご自宅の和室の使い道でお悩みでしたら、どうぞいつでもお気軽に私たち松美装までお問い合わせください。皆様からのご連絡を、スタッフ一同、心よりお待ちしております。
まずはお気軽にお問い合わせください
無料
定休日/日曜・祝日
※こちらは、弊社受付につながります。
工事内容や金額等の詳細については、担当者より折り返しご連絡させていただきます。

































