こんにちは。間取り変更を伴う大規模なフルリノベーションから、ライフスタイルに合わせた空間デザインまで、お住まいをトータルでお手伝いする「総合リフォームの松美装」です。
毎日、ご家族が歩き、座り、寝転び、生活のすべての土台となっている「床」。
壁紙や天井に比べて直接触れる機会が多く、家具の重みやスリッパの摩擦、物を落とした衝撃などを日常的に受け続けているため、お家の中でも最も負担がかかりやすい場所と言えます。
「歩くたびにギシギシと床鳴りがする」「床の一部が少し沈むような感覚がある」「ワックスが剥がれて表面がささくれ、見栄えが悪くなってきた」
もし、ご自宅のフローリングにこのような症状が現れ始めているなら、それは床材や、その下にある見えない下地が寿命を迎えているサインかもしれません。
本日は、築約40年のヴィンテージマンションで行った「フローリングの全面張り替え工事」の施工事例をご紹介いたします。
昔懐かしい実家の床が、最新のトレンドである明るく広々としたフローリングへと生まれ変わる驚きのビフォーアフターと、リフォームの際に必ず知っておきたい「張り替えと上張りの違い」について、たっぷりのボリュームで徹底解説いたします。
施工前(BEFORE):「実家の床」を思い出す、昔ながらのフローリング
まずは、今回リフォームをご依頼いただいたお客様のお住まいの、施工前の様子を見てみましょう。

築約40年のマンションです。少し赤みがかった茶色で、板の幅が細い、昔ながらのフローリングが敷かれています。
写真をご覧になって、「あっ、なんだか実家の床みたいで懐かしい!」と思われた方も多いのではないでしょうか。
数十年前に主流だったフローリングは、このように板の幅が細かく(7センチ〜9センチ程度)、少し濃いめの赤茶色やダークブラウンの色合いのものが非常に多く使われていました。
もちろん、年月を重ねた木の風合いには独特の温かみがありますが、長年の生活による日焼けや色あせ、表面のコーティングの剥がれ、そして細かな傷が蓄積し、お部屋全体がどうしても「少し暗く、古めかしい印象」になってしまっています。
また、築年数が経過しているマンションの場合、表面の見た目以上に深刻なのが、床の内部(下地)の劣化です。
床鳴りや沈みの原因は「下地」にあることが多い
フローリングの上を歩いた時に「ギシッ」「キュッ」と音が鳴る「床鳴り(ゆかなり)」や、足元がフワフワと沈むような感覚。
これらは、表面のフローリング板そのものが傷んでいるだけでなく、その下にあるコンクリートスラブや、床を支えている「根太(ねだ)」と呼ばれる木組みの下地、あるいは防音材などが経年劣化によって接着力を失ったり、傷んだりしていることが主な原因です。
こうした見えない部分の劣化を根本から解決するためには、表面の床材を一度すべて剥がし、内部の状態を確認して補修する「張り替え工事」が最も確実な方法となります。
作業中:古い床を剥がし、隠れた問題をリセットする
それでは、実際の工事の様子を見ていきましょう。

古いフローリング材を職人が一枚一枚丁寧に剥がし、下地の状態を確認していきます。
床の張り替え工事は、まずお部屋の家具をすべて移動させ、古いフローリングを専用の工具で剥がしていく大掛かりな解体作業から始まります。
この「剥がす」という工程は、大きな音やホコリが出ますが、家を長持ちさせるためには非常に重要な意味を持っています。
古い床を剥がすことで、これまで見えなかった下地の状態(湿気によるカビや腐食がないか、木材が痩せていないか、固定している釘が緩んでいないかなど)をプロの目で直接確認することができます。
もし下地に問題が見つかった場合は、このタイミングでしっかりと補修や補強を行うことで、不快な床鳴りや沈み込みを根本から解消し、新しいフローリングを何十年も安全に支える強固な土台を作り直すことができるのです。
施工後(AFTER):空間が広がる!最新の「明るい色・幅広デザイン」
下地を完璧に整えた後、新しいフローリング材を一枚ずつ精巧に張り合わせていきました。
懐かしい実家の床から、洗練された現代の空間へと見事に変貌を遂げたアフター写真をご覧ください。

いかがでしょうか。
以前の少し重たい印象だったお部屋が、パッと明るく、まるで別の家のように広々とした清潔感あふれる空間へと大大変身しました。
採用素材:ノダ『Jネクシオ(アッシュ柄ホワイト色)』
今回お客様にお選びいただいたのは、建材メーカーであるノダ(NODA)のフローリング『Jネクシオ』シリーズより、「アッシュ柄ホワイト色」です。
この床材には、現在のフローリング市場における「最新のトレンド」がしっかりと詰め込まれています。
トレンド1:お部屋を広く見せる「幅広タイプ」
施工前の写真にあった昔のフローリングは、一本一本の板の幅が細いものでした。しかし現在の主流は、一本の板の幅が広い「幅広(ワイド)タイプ」です。
板の幅が広くなることで、床にできる溝(継ぎ目)の数が減ります。これにより、床面全体がスッキリと連続して見えるため、視覚的な広がりが生まれ、お部屋を実際の面積以上に広く、ゆったりとした空間に見せる効果があります。
トレンド2:光を反射する「明るいカラー」
また、「ホワイト系」や「明るいナチュラルな木目調」が大変人気を集めています。
床の色を明るくすると、窓から入る自然光や照明の光を下から反射してくれるため、お部屋全体がワントーン明るくなります。さらに、白っぽい色はホコリが目立ちにくいという実用的なメリットもあり、どんな色の家具やインテリアとも調和しやすい、非常に万能で美しいカラーなのです。
プロが教える!床リフォームの選択肢「張り替え」と「上張り」
さて、ここまで「古い床を剥がして新しい床にする(張り替え)」工事をご紹介してきましたが、フローリングのリフォームには、実はもう一つ『上張り(重ね張り)』という施工方法が存在します。
これは、今ある古いフローリングを剥がさずに、その上から直接新しいフローリング材(または薄いリフォーム用の床材)を接着して重ねて貼っていくという手法です。
「どちらを選べばいいの?」と迷われる方のために、それぞれのメリットとデメリット、そしてプロの視点からの選び方を解説いたします。
上張り(重ね張り)のメリットとデメリット
【メリット】
古い床を解体しないため、剥がす手間や廃材の処分費用がかからず、張り替えに比べて「費用を安く抑えられる」「工事の期間(工期)が短くて済む」という大きな魅力があります。また、解体時の騒音やホコリも少なく、住みながらのリフォームに向いています。
【デメリット】
既存の床の上に新しい床材(約1.5ミリ〜12ミリ程度)を重ねるため、どうしても床全体の高さが上がってしまいます。これにより、隣のお部屋との間に「段差」ができたり、ドア(建具)の下がこすれて開かなくなったりするため、ドアのカットなどの追加工事が必要になる場合があります。
そして最大のデメリットは、「下地の状態を確認・補修できない」という点です。すでに床鳴りがひどい場合や、床が沈むような劣化が下地にある場合、上張りをしてもその症状は直りません。
なぜ築年数が経っているお部屋は「張り替え」をおすすめするのか
築10年程度の比較的新しいお家で、「単に床の色を変えたい」というデザイン目的であれば、上張りは非常にコストパフォーマンスの良い選択肢です。
しかし、今回のような築40年を迎えるマンションや、歩くとギシギシ鳴るようなお住まいの場合、私たちは強く『張り替え(既存の床を剥がす方法)』をおすすめしております。
長年の負担が蓄積した下地をそのままにして表面だけを綺麗にしても、数年後に下地の限界が来て床が沈んでしまえば、結局すべてをやり直さなければならず、二度手間と余計なコストがかかってしまうからです。
将来を見据えて、一度しっかりと土台から直しておくことが、結果的にお家を長持ちさせる最も賢い選択となります。
安全で快適な暮らしのための「バリアフリー」
床の張り替え工事を行う際、もう一つ大きなメリットとなるのが「段差の解消(バリアフリー化)」です。
昔のお家は、リビング、廊下、和室などの間に数センチの段差があるのが当たり前でした。
しかし、床の張り替え工事の際に、下地の高さを調整してすべてのお部屋の床を同じ高さに揃えることで、家の中から危険な段差をなくすことができます。
段差がなくなることで、小さなお子様が走り回って転ぶ危険や、ご年配の方がつまずいて怪我をするリスクを大幅に減らすことができます。
また、最近普及しているお掃除ロボットも、段差に引っかかることなくお家全体をスムーズに動き回れるようになり、日々の家事の負担を大きく軽減してくれるという現代ならではのメリットもあります。
床工事は「早めのご相談」が鍵となります
フローリングの張り替えは、お部屋の印象を劇的に美しくし、安全性や快適性を飛躍的に高めてくれる、非常に満足度の高いリフォームです。
ただし、床の工事はお部屋の中の大きな家具や荷物をすべて移動させる必要があり、また下地の補修やボンドの乾燥など、壁紙の張り替えなどに比べるとどうしても「工期(工事の日数)」が長くかかってしまいます。
特に、お住まいになりながら複数の部屋の床を張り替える場合は、荷物を移動させながら少しずつ工事を進めていくため、余裕を持ったスケジュール調整が必要不可欠となります。
「床鳴りが気になってきた」「実家のような暗い床を、明るく広く見せたい」「バリアフリーにして老後に備えたい」
そのようなご希望がございましたら、ぜひお早めに私たち松美装にご相談ください。
お客様のお住まいの状況(マンションの規約による防音規定など)をしっかりと確認し、張り替えが良いのか、上張りが可能なのか、最も適した安全なプランをプロの目線でご提案させていただきます。
概算のお見積りや現地調査は、すべて無料で行っております。
足元から心地よい、明るく新しい暮らしを私たちと一緒に作ってみませんか。
皆様からのご連絡を、スタッフ一同、心よりお待ちしております。
まずはお気軽にお問い合わせください
無料
定休日/日曜・祝日
※こちらは、弊社受付につながります。
工事内容や金額等の詳細については、担当者より折り返しご連絡させていただきます。































