こんにちは。間取り変更を伴う大規模なフルリノベーションから、最新の住宅設備へのアップデート、そして住まいの資産価値を維持する細やかなメンテナンスまで、お住まいをトータルでお手伝いする総合リフォームの松美装です。
毎日、朝昼晩とご家族の健康を支えるために立つ場所であるキッチン。しかし、長年住み続けているお住まいにおいて、最も「時代の変化」と「経年による使い勝手の悪化」を感じやすい場所もまた、キッチンではないでしょうか。
「換気扇や壁のタイルに染み付いた油汚れが、いかなる洗剤をもってしても落ちなくなってきた」「調理スペースが絶対的に不足しており、効率的な作業ができない」「キッチン空間全体が薄暗く、家事そのものが心理的な負担になっている」
特に築年数の経過した団地や分譲マンションにお住まいの方からは、「今の古い構造のままでは、最新のシステムキッチンは設置できないのではないか」という諦めに近いご相談をいただくことも少なくありません。
今回は、町田市周辺の築40年を超える団地において、既存の古い台所を完全に解体し、LIXILの最新システムキッチンへと劇的に刷新したフルリフォームの事例をご紹介いたします。古いタイル壁をお掃除の容易なパネルへと変更する舞台裏や、現代の人間工学に基づいた最新設備の魅力について、プロの視点からたっぷりのボリュームで徹底解説いたします。キッチンの更新を検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。
施工前(BEFORE):昭和の面影を残す、機能的限界を迎えたキッチンの現状
まずは、今回リフォームのご依頼をいただいた施工前のキッチンの状態を詳細に確認していきましょう。


40年間にわたり使い込まれた木製キッチン。扉の歪みやタイルの目地汚れなど、複数の課題が顕在化していました。
施工前のキッチンは、昭和から平成初期の住宅において標準的であった「セクショナルキッチン」と呼ばれるタイプでした。収納の多くが開き扉(観音開き)であり、奥に収納した調理器具を取り出すには腰を深く屈める必要がありました。また、経年により合板製の扉は湿気を吸って膨らみ、表面の剥がれも見受けられました。
最も大きな悩みとなっていたのは、壁一面に貼られたタイルです。当時は耐火性と意匠性を兼ね備えた優れた建材でしたが、目地(継ぎ目)は多孔質であるため、数十年の間に霧散した油分や湿気が染み込み、物理的に洗浄不可能なレベルで黒ずみやカビが発生していました。清潔感が求められる食の拠点において、この汚れは住まう方のモチベーションを下げる大きな要因となっていたのです。
団地特有の「構造的制約」を読み解く
団地リフォームにおいて最大の障壁となるのは、配管の位置と壁の構造です。古い団地では、排水管がコンクリートの壁を貫通して固定されていたり、床の高さが十分に確保されていなかったりと、最新のキッチンを設置するための前提条件が整っていないケースが多々あります。
「長年ありがとう」という感謝を込めて古い機器を撤去した後、私たちは最新設備をミリ単位の精度で収めるための、緻密な「再構築工程」へと入ります。
施工中:美しさと安全を担保する、プロの「下地造作」技術
古いキッチンを解体・撤去した直後の、壁面と床が露わになった状態をご覧ください。


タイルの上から直接貼るのではなく、木材で骨組みを作り、不燃建材でフラットな壁を構築していきます。
キッチンリフォームにおいて、一般のお客様が最も目にする機会がなく、かつ業者の技術力が最も如実に現れるのがこの「下地造作(したじぞうさく)」です。
今回、壁面には最新の「キッチンパネル」を採用しました。キッチンパネルはメラミン樹脂やアルミ、ポリエステルなどで作られた大判の板であり、タイルとは比較にならないほどの清掃性を誇ります。しかし、古いタイルの上から直接パネルを貼ることは、プロの仕事としては推奨されません。タイルの剥離や浮き、あるいは古い壁自体の歪みによって、パネルが数年後に剥落したり、端部から湿気が侵入したりするリスクがあるからです。
松美装の職人は、既存のタイル壁の前に新しい木製の「胴縁(どうぶち)」を組み、レーザーレベルを用いて完璧な垂直・水平を確認しながら石膏ボードを張り上げます。この「完全にフラットな新しい壁」を室内側に作り直すことで、キッチンパネルの接着強度は最大化され、同時に新しいキッチン本体のガタつきも一切排除することが可能になります。見えない部分に手間をかけることこそが、十年、二十年と安心して使い続けられる住まい作りの基本です。
施工後(AFTER):LIXIL「シエラS」がもたらす、劇的な空間の刷新
精密な下地工事が完了し、ホワイトウッド調の扉を備えた最新のシステムキッチンが据え付けられました。暗く重苦しかった台所が、光を放つような明るい空間へと生まれ変わった姿をご覧ください。



同じ間取りとは思えないほどの清潔感と開放感。最新の設備が日々の暮らしを彩ります。
いかがでしょうか。以前の昭和的な雰囲気は完全に払拭され、新築マンションのモデルルームを彷彿とさせる洗練された空間へと昇華されました。
今回採用したのは、システムキッチンの分野で圧倒的な信頼を誇るLIXIL(リクシル)の「シエラS」です。シンプルで飽きのこないデザインの中に、最新の家事支援機能が凝縮されています。この最新キッチンへの交換がもたらす、三つの絶大な機能的恩恵を解説いたします。
1. キッチンパネル化による「清掃ストレス」の完全消去
かつてはブラシで目地を削るように掃除していた壁面が、継ぎ目の極めて少ない大判のキッチンパネルへと変わりました。油が跳ねても、調理後にお湯を絞った布巾で軽く拭くだけで、鏡のような光沢が戻ります。この「汚れを溜め込まない構造」は、家事時間を年間で大幅に短縮し、お料理のたびに感じていた心理的なストレスを解消します。
2. 「スライドストッカー」が実現する、圧倒的な収納力と身体的負担の軽減
以前の開き扉とは異なり、足元まで全てが手前に引き出せるスライド式の収納を採用しました。上から見下ろすだけで、最も奥にある重い鋳物鍋やストック品が一目瞭然となります。腰をかがめて手探りで物を探す必要がなくなり、年齢を重ねた際にも体に優しい設計となっています。また、静かに閉まるダンパー機能により、扉が閉まる際の不快な衝撃音も解消されました。
3. 人工大理石ワークトップによる調理効率の向上
調理スペースには、耐久性と耐熱性に優れた人工大理石のワークトップを選定しました。食材の色が移りにくく、明るい白の色調が手元の視認性を高めてくれます。大型のシンクと合わせて、まな板を置く十分なスペースが確保されたことで、複数のお料理を同時進行させる「段取り」が劇的にスムーズになりました。
内装トータルリフォームの重要性。空気感を決定づける床と壁
今回の工事では、キッチンの交換と並行して、床のクッションフロア(CF)および壁紙(クロス)の全面張替えも実施いたしました。
キッチンを新調した際、床や壁が古いままでは、新しい設備が持つ清潔感と古い内装のコントラストが際立ってしまい、完成度が半減してしまいます。キッチン本体を取り外した「空っぽ」の状態のときこそ、普段は家具の後ろに隠れている壁や床を完璧に修復できる唯一のタイミングです。床の色調をキッチンの扉と合わせることで、空間に広がりと統一感が生まれ、お部屋全体の資産価値を高めることに繋がります。
築年数の経過した建物こそ、専門の知見を頼ってください
「うちの建物は古いから」「団地の特殊な配管だから」と、リフォームを諦めてしまうのは非常にもったいないことです。確かに、古い建物には特有の難しさがありますが、私たち松美装はそうした「一筋縄ではいかない現場」こそ、真の腕の見せ所であると考えています。
配管のバイパス工事、壁のふかし工事、あるいは限られた搬入経路での施工。これらの一つひとつに対して、地元・町田市で長年培ってきた経験に基づいた最適な解を提示いたします。LIXIL、TOTO、クリナップ、パナソニックなど、国内主要メーカーの中から、お客様のご予算とライフスタイルに最も適合する一台をご提案させていただきます。
現地調査や詳細なお見積りは、すべて無料で行っております。毎日のお料理時間が、義務ではなく「楽しみ」へと変わるような、そんな理想のキッチン作りを私たちと一緒に始めてみませんか。皆様からのご連絡を、スタッフ一同、心よりお待ちしております。
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