こんにちは、総合リフォームの松美装です。毎日のバスタイムを快適に過ごすために、シャンプーやボディソープ、洗顔料などを整理して置いておく浴室の収納棚は欠かせない存在です。しかし、この浴室の収納棚がどれほど過酷な環境に置かれ、日々どれほどの負担に耐えているかをご存知でしょうか。
お風呂の中は家の中で最も湿度が高く、常に水や石鹸の泡がかかる場所です。さらに、収納棚の上には水分を含んで重くなった大きなボトルが何本も並べられ、シャンプーを出すために上から強くポンプを押す力が毎日のように加わり続けます。このような環境下では、プラスチック製の棚本体の劣化や、壁に固定している金属製の金具のサビ、そして壁と棚を密着させているビスの緩みなどが徐々に進行していきます。
今回は、一見すると問題ないように見えて実は金具が外れてしまっていた浴室の収納棚を、新しく安全なものへと交換した施工事例をたっぷりのボリュームでご紹介いたします。ガタつく棚を放置することの恐ろしい危険性や、水回り特有の壁の裏側への水漏れを防ぐプロの防水コーキング処理について、詳しく解説してまいります。
施工前:一見正常に見えても横から見ると金具が外れて隙間が
まずは、今回交換のご依頼をいただいた浴室の収納棚の、施工前の様子を見てみましょう。

正面から見た状態では、シャンプーボトルもきちんと置かれており、どこが壊れているのかすぐには分からないかもしれません。壁面にしっかりとついているように見え、一見すると何も問題がないように思えます。
しかし、視点を変えて横から覗き込んでみると、その危険な状態がはっきりと確認できました。

棚を壁に固定するための金属製のビスと金具から、プラスチック製の棚本体が完全に外れてしまっており、壁との間に大きな隙間ができてしまっています。収納棚を固定している金具は一箇所だけではないため、かろうじて他の金具で持ち堪えており、すぐに床へ落下してしまうという事態には至っていませんでした。しかし、ボトルを取ったりポンプを押したりして棚を使うたびにガタガタと不安定に揺れ、いつ残りの金具も外れて崩れ落ちてしまうか分からない、非常に使いづらく危険な状態でした。
このようなガタつきや金具の外れをそのまま放置しておくことは、極めて大きなリスクを伴います。入浴中に突然重いボトルを乗せた棚が足元に落下してくれば、大怪我に直結する恐れがあります。また、棚が落下する勢いでユニットバスの壁面パネルにひび割れや穴を空けてしまった場合、棚の交換だけでは済まず、壁のパネル補修やユニットバス全体の交換といった非常に高額な大規模工事に発展してしまう可能性も十分に考えられます。
浴室特有の劣化原因とDIY交換に潜む見えないリスク
なぜこのように金具が外れてしまうのでしょうか。その原因の多くは、日々の使用による物理的な負荷と、水回り特有の経年劣化にあります。ポンプ式のボトルを押す際、私たちは無意識のうちにかなりの体重を下に向かってかけています。その力が毎日繰り返されることで、棚のプラスチック部品に目に見えない微細な亀裂が入り、最終的に金具を引っ掛ける部分が割れてしまうのです。
収納棚の交換くらいなら、ホームセンターで新しい棚を買ってきて自分でネジを回して付け替えれば良いとお考えになる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、浴室の壁に直接ネジを打ち込む作業は、一般的なお部屋の壁に棚を取り付けるのとは全く次元の違うリスクが伴います。
浴室の壁の裏側には、水を通さないための防水層が存在します。もしご自身で古いネジを抜き、新しいネジを適当な場所に打ち込んでしまうと、そのネジ穴の隙間からシャワーの水が壁の裏側へと侵入してしまいます。壁の内部に入り込んだ水分は逃げ場がなく、湿気となってカビを大繁殖させたり、建物の構造体である木材を腐らせてシロアリを呼び寄せたりする致命的な原因となります。水回りの壁に何かを固定するという作業は、建物の寿命を左右するほど重要でデリケートな施工技術が求められるのです。
施工中:古い棚の慎重な取り外しと確実な防水下地処理
お客様の安全を確保し、壁への水漏れを完全に防ぐため、古い棚を慎重に壁から取り外す作業からスタートしました。

既存の棚と金具をすべて撤去した状態です。壁には、これまで棚を固定していたビスの穴が残っています。私たちプロの職人は、新しい棚を取り付ける前に、必ずこの古いビス穴に対して確実な防水処理を行います。穴の内部に専用の防水シリコンを隙間なく注入し、水が一滴たりとも壁の裏側に回らないように完全に塞ぎ切ります。
その後、新しい棚を固定するための位置を正確に測り出し、壁面パネルの材質に合わせた専用のドリルとビスを使用して、新しい金具を強固に固定していきます。この際も、ビスを打ち込む穴には必ず防水コーキング材を充填しながら締め込むことで、ネジ山からの微細な水の侵入を徹底的にシャットアウトします。この見えない部分への幾重にもわたる防水対策こそが、プロに施工を依頼する最大の価値と言えます。
施工後:新品の収納棚と水と汚れを弾く完璧なコーキング処理
丁寧な防水下地処理を経て、新しい収納棚の取り付けが完了いたしました。元々設置されていた商品とデザインやサイズが非常によく似た代替品をお探ししてご提案したため、浴室全体の雰囲気を損なうことなく、自然な仕上がりとなりました。

さらに、新しい棚を取り付けただけで工事を終わらせることは決してありません。長く清潔にお使いいただくための最後の仕上げとして、棚と壁が接するすべての隙間に対して、防カビ剤入りの専用シリコンでコーキング処理を施しました。


コーキングとは、隙間を埋めるための弾力のあるゴムのような目地材のことです。棚と壁の間にわずかでも隙間があると、そこに水や石鹸カスが入り込み、頑固な黒カビやピンク色のぬめりが発生する温床となってしまいます。また、隙間に溜まった水垢は掃除のブラシも届きにくく、浴室の不衛生なニオイの原因にもなります。
職人が専用のヘラを使って美しく滑らかにコーキングを打ち込むことで、棚と壁が完全に一体化し、隙間への水の侵入を物理的に防ぎます。これにより、毎日のお掃除は棚の表面をスポンジでサッと撫でるだけで済み、カビ取り剤を使って必死に隙間をこするような辛い家事から永遠に解放されるのです。美しさと機能性、そして衛生面をすべて兼ね備えた、完璧な浴室収納が完成いたしました。
お手軽なプチリフォームで毎日の暮らしに安心と快適を
今回ご紹介した浴室の収納棚の交換は、工事自体は数時間で完了する非常にスピーディーでお手軽なリフォームです。しかし、その短い時間の中に、壁の裏側の腐食を防ぐ防水処理や、日々の掃除を劇的に楽にするコーキング技術など、プロフェッショナルならではの細やかな配慮と専門知識がぎっしりと詰まっています。
毎日使うお風呂だからこそ、ガタつく棚に不安を感じながらシャンプーのポンプを押すような小さなストレスは、一日も早く解消すべきです。たった一つの棚を新しく安全なものへ交換するだけで、バスタイムの心地よさと安心感は見違えるように向上します。
私たち松美装では、今回のような浴室の収納棚の交換はもちろんのこと、曇ってしまった鏡の交換や、古くなったシャワーホースとヘッドの取り替え、換気扇の交換、さらには浴室全体のユニットバスへのフルリフォームまで、水回りに関するあらゆるご相談を承っております。
こんな小さな工事でも頼んで良いのだろうかというご遠慮は一切不要です。どのような棚が取り付けられるのか見てほしいというご要望や、費用がどれくらいかかるのか現地を見て見積もってほしいといったご相談も大歓迎です。現地への訪問調査とお見積りの作成はすべて無料で行っております。
ご家族全員が毎日笑顔で安全に入浴できる心地よい空間を維持するために、経験豊富なスタッフが真心を込めてサポートさせていただきます。少しでも水回りの設備について気になることがございましたら、どうぞいつでもお気軽に私たち松美装までお問い合わせください。皆様からのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。
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