こんにちは。間取り変更を伴う大規模なフルリノベーションから、ライフスタイルに合わせた空間デザインまで、お住まいをトータルでお手伝いする『総合リフォームの松美装』です。
毎日ご家族が出入りし、お客様を最初にお迎えするお家の顔、「玄関」。
玄関のインテリアを考える際、靴箱や壁紙、照明などにはこだわるものの、意外と見落とされがちなのが『玄関ドア(建具)』の色や質感です。
「玄関がなんとなく薄暗い」「壁紙を新しくしたのに、ドアだけが古めかしく浮いてしまっている」
そんなお悩みの原因は、大きな面積を占める玄関ドアが、空間全体のトーンと調和していないからかもしれません。
玄関ドアを新しくしたいと思った時、「ドアを丸ごと交換する」という選択肢が真っ先に思い浮かぶかもしれませんが、それには高額な費用と大掛かりな工事が必要になります。
そこでおすすめしたいのが、今あるドアを生かしながら、新品のような美しさと全く新しいお部屋の表情を作り出す『塗装工事(塗り替え)』です。
今回は、玄関扉、扉の枠、そしてポストをすべて「ホワイト系」に塗り替え、まるで壁と一体化したかのような美しい空間を作り上げた施工事例をご紹介いたします。
塗料の色合わせの秘密や、絶対に知っておきたい「素材による塗装の可否(スチールとアルミの違い)」まで、たっぷりのボリュームで徹底解説いたします。
施工前(BEFORE):空間の中で存在感を放つ、重たい印象のドア
まずは、今回リフォームをご依頼いただいたお客様の、施工前の玄関の様子をご覧ください。

しっかりとした造りのスチール製ドアとポストですが、長年の使用によるくすみが見られます。
写真をご覧いただくと、周囲の壁が明るい色であるのに対し、玄関ドアと枠、そしてポストが少し暗めの色合いであることがわかります。
もちろんこのままでも十分に機能は果たしていますが、デザインの観点から見ると、ドアの存在感が強すぎて空間が分断され、玄関全体が少し狭く、重たい印象を与えてしまっています。
お客様の「玄関全体をパッと明るく、スッキリと見せたい」というご希望を叶えるため、今回はこれらの部材をすべて、周囲の壁紙(クロス)に合わせた「ホワイト系」へと塗り替えることになりました。
職人技が光る:現場で行う「究極の色合わせ(調色)」
「ホワイト系に塗るなら、白いペンキを買ってきて塗るだけでしょ?」と思われるかもしれません。しかし、プロの塗装工事において「色を決める」という作業は、皆様が想像される以上に奥深く、繊細な工程なのです。
皆様も、洋服やインテリアを選ぶ際に「同じ『白』でも、青みがかった白、黄色みがかった白、グレーに近い白など、無数の種類がある」と感じたことはありませんか?
見本帳と「現場」で生じる色のギャップ
塗料の色を決める際、まずは塗料メーカーが発行している分厚い「色見本帳」の中から、お客様のイメージに最も近いベースとなる色を選び出します。
しかし、見本帳の小さな四角い色紙で見た色と、実際に大きな玄関ドアに塗った時の色は、人間の目の錯覚(面積効果)によって全く違って見えてしまうことがよくあります。
さらに重要なのが、「その現場の光の当たり方」です。自然光が入る玄関なのか、照明の光だけなのか。また、隣り合う壁紙の白さはどのようなトーンなのか。
こうした環境要因によって、色の見え方は刻一刻と変化します。
そこで、私たち松美装の熟練した塗装職人は、見本帳で選んだ色をそのまま塗ることはしません。
現場に塗料を持ち込み、実際の空間の明るさや、隣り合う壁紙(クロス)の色と見比べながら、数種類の顔料をほんの一滴ずつ混ぜ合わせ、「その空間に最も美しく馴染む、世界に一つだけのホワイト」を作り出していくのです。
この現場での微調整(調色)の手間を惜しまないことこそが、後ほどご紹介する「壁と一体化したような完璧な仕上がり」を生み出す最大の秘密です。
施工後(AFTER):壁と一体化!純白がもたらす圧倒的な空間の広がり
下地を丁寧に整え、緻密に計算された色合いの塗料を、刷毛とローラーを使って均一に塗り重ねていきました。
重たかった玄関がどのように生まれ変わったのか、感動のアフター写真をご覧ください。


いかがでしょうか。
以前はハッキリと目立っていたドアと枠が、まるで壁のクロスと溶け合うように見事に一体化しています。
現場で色合いを極限まで壁紙に近づけたことで、空間を分断していた境界線が消え去り、玄関全体が一つのシームレスな大空間へと生まれ変わりました。
ホワイト系の色は光を反射する「レフ板効果」と、物を大きく見せる「膨張色」の性質を持っています。この塗装によって、玄関に差し込むわずかな光が空間全体に回りやすくなり、実際の面積以上に広々と、そして清潔感あふれる明るい印象を与えることができるようになりました。
丸みのあるポストも美しく再生
今回はドアや枠だけでなく、玄関の横に設置されているポストの塗装も同時に行いました。

平らなドアの面に比べて、こうした丸みを帯びた形状のものは、塗料が垂れやすく、刷毛の跡(ムラ)が残りやすいため、非常に高い塗装技術が要求されます。
しかし、そこはプロの腕の見せ所です。塗料の粘度を適切に調整し、滑らかな曲線に沿って丁寧に塗り上げることで、新品の製品を取り付けたかのような、ムラのない美しい光沢を実現いたしました。
要注意!「スチール」と「アルミ」で変わるリフォームの正解
ここまで塗装の素晴らしいメリットをご紹介してきましたが、リフォームをご検討中の方に絶対に知っておいていただきたい非常に重要な事実があります。
それは、玄関ドアの「材質」によっては、塗装をおすすめできないケースがあるということです。
住宅の玄関ドアには、大きく分けて「スチール(鉄)製」と「アルミ製」、そして「木製」の3種類があります。今回の施工事例でお客様のドアが美しく塗り替えられたのは、既存のドアが『スチール製』だったからです。
なぜ「アルミ製のドア」は塗装に向かないのか?
戸建て住宅などでよく使われている「アルミ製」の玄関ドアやサッシ。実は、アルミという金属は非常に表面が緻密でツルツルしており、塗料が密着しにくい(食いつきが悪い)という厄介な特性を持っています。
もちろん、アルミ専用のプライマー(下塗り材)を使って無理やり塗装すること自体は不可能ではありません。しかし、玄関ドアは毎日開け閉めをし、手が触れ、外の風雨や紫外線にさらされる非常に過酷な環境にあります。
アルミに塗った塗料は、こうした日々の衝撃や環境の変化に耐えきれず、数ヶ月から数年という短期間で、爪で引っ掻いただけでポロポロと無惨に剥がれ落ちてしまう可能性が極めて高いのです。
せっかくお金をかけて塗装をしても、すぐに汚く剥がれてしまっては、お客様にとって大きな損失となってしまいます。
そのため、私たち松美装では、プロとしての責任と良心に基づき、アルミ製の玄関ドアへの塗装は積極的にはお受けしておらず、ドア本体の「交換」を強くおすすめしております。
アルミドアを綺麗にしたい場合の代替案
「うちのドアはアルミ製だけれど、交換は予算的に厳しい。どうしても綺麗にしたい場合はどうすればいいの?」
そんな時には、塗装ではなく『ダイノックシート(建築用化粧フィルム)の貼り付け』という別のアプローチをご提案いたします。
専用の強力な接着剤を用いて、木目調やメタリック調の高品質なシートをドアの表面に直接貼り付ける技術です。以前のブログでもご紹介しましたが、この方法であればアルミドアであっても剥がれにくく、新品同様の美しさを取り戻すことが可能です。
(※ただし、ドアの表面に複雑な凹凸の装飾がある場合はシートが貼れないこともありますので、事前の確認が必要です。)
最適なリフォーム方法を見極めるために
「色を変えて空間をリフレッシュしたい」というお客様の願いを叶えるための手段は、決して一つではありません。
塗装が最適な場合、シート貼りが最適な場合、そして丸ごと交換すべき場合。建物の材質や劣化の状況、そしてお客様のご予算に合わせて、最も長持ちし、後悔のない選択をすることが何よりも大切です。
松美装では、お問い合わせをいただいた際、まずは現場の状況と材質をプロの目でしっかりと見極めます。
「このドアはスチールだから塗装で綺麗になりますよ」「これはアルミなので、塗装すると後で剥がれてしまうため、シート貼りか交換をご検討ください」といったように、メリットだけでなくリスクも正直にお伝えし、お客様にとって一番利益となる方法を誠実にご提案させていただきます。
「うちの玄関ドアの材質が分からない」「塗装とシート貼り、どちらが安く済むか見積もりが欲しい」
そんなご相談がございましたら、どうぞいつでもお気軽に私たち松美装までご連絡ください。
経験豊富なスタッフが、お客様の玄関を最高に美しく生まれ変わらせるお手伝いをさせていただきます。
概算のお見積りや現地調査は、すべて無料で行っております。皆様からのご連絡を、スタッフ一同、心よりお待ちしております。
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