こんにちは。間取り変更を伴う大規模なフルリノベーションから、お住まいの気になる部分を美しく蘇らせる細やかな内装補修まで、お家をトータルでお手伝いする「総合リフォームの松美装」です。
お部屋の中で、最も過酷な環境に置かれている場所はどこかご存知でしょうか。それは「窓際」です。特に、小物を飾ったり観葉植物を置いたりするのに便利な「出窓のカウンター(建築用語では膳板や窓台と呼びます)」は、一年を通して非常に大きなダメージを受け続けています。
夏場は強烈な直射日光と紫外線に一日中さらされ、冬場になれば窓ガラスに発生した冷たい結露の水分が絶えず流れ落ちてきます。このような過酷な温度変化と湿気により、長く住んでいるうちにカウンター表面の色があせてしまったり、表面に貼られている木目調のフィルムが浮き上がって剥がれてきたりといったトラブルが非常に多く発生します。
「出窓の板がボロボロになってしまったけれど、これを直すには窓枠ごと壊して大工事をしなければならないのだろうか」とご不安に思われる方もいらっしゃいますが、どうぞご安心ください。
今回は、傷んでしまった出窓と手前の窓カウンターを、大掛かりな解体工事を行うことなく、特殊な化粧フィルムである「ダイノックシート」を用いて新品同様に張り替えた施工事例をご紹介いたします。プロの丁寧な下地処理の重要性から、空間をパッと明るくする色選びの効果まで、詳しく解説してまいります。
施工前(BEFORE):結露と紫外線によるシートの「浮き」と「剥がれ」
まずは、今回リフォームをご依頼いただいたお客様の、施工前の出窓の様子を見てみましょう。


写真をご覧いただくと、窓に面したカウンターの表面に貼られていたシートが、ポコポコと波打つように浮き上がってしまっているのがお分かりいただけると思います。手前の角の部分からは、シートが完全にめくれてしまっています。
この現象は、窓ガラスに付着した結露の水分がカウンターの端や継ぎ目から少しずつ染み込み、シートを接着している糊(のり)を溶かして劣化させてしまったことが主な原因です。また、太陽の熱によってシート自体が伸縮を繰り返したことも、剥がれを加速させています。
このまま放置してしまうと、めくれた部分からさらに水分が入り込み、最悪の場合は下地となっている木材そのものが腐ってカビが生えてしまう恐れがあります。そうなる前に、表面の保護層をしっかりと作り直す必要があります。
施工中:木材の交換工事を避ける、賢い「シート工法」と下地処理
このようにカウンターが傷んでしまった場合、解決策は大きく分けて二つあります。一つは「木材の板そのものを新しいものに交換する」方法です。しかし、出窓の板は壁の内部に深く入り込んで固定されているため、板を交換しようとすると、周囲の壁紙(クロス)を剥がし、壁の一部を壊さなければならない大掛かりな大工工事になってしまいます。当然、費用も工期も大きく膨らみます。
そこで私たちが採用するのが、二つ目の方法である「既存の板を活かして、上から新しいシートを貼り直す」という工法です。廃材を出さず、コストを抑えながら美しさを取り戻すことができる、非常に合理的なリフォーム手法です。

上の写真は、浮いてしまっていた古いシートを職人が手作業で全て綺麗に剥がし落とした状態です。中から無垢の木の下地が露出しています。
シートを貼る工事において、最も重要で時間がかかるのは、新しいシートを貼る作業ではなく、この「下地処理」の工程です。木材の表面に残っている古い接着剤のカスや汚れをヤスリで丁寧に削り落とし(ケレン作業)、ささくれや凹凸があれば専用のパテを使って平らにならします。
さらに、過酷な窓際でもシートが絶対に剥がれてこないよう、「プライマー」と呼ばれる接着力を強力にする下塗り剤を板全体にムラなく塗布します。この見えない部分の入念な準備が、何年経っても美しい仕上がりを維持するための絶対条件となります。
施工後(AFTER):白がもたらす光の反射で、お部屋全体が明るく進化
完璧に整えられた下地の上に、新しいシートを職人が空気を抜きながらミリ単位の精度で貼り込んでいきました。生まれ変わった出窓の様子をご覧ください。

いかがでしょうか。かつてシートが浮き上がり、古びた印象を与えていた出窓が、まるで新築のお家のように清潔感あふれる美しい状態へと蘇りました。
今回使用したのは、3M(スリーエム)社などの一流メーカーが製造している「ダイノックシート」と呼ばれる建築用の硬質塩化ビニルフィルムです。通常のシールとは次元が違う耐久性と耐水性を持っており、水拭きもできるため窓際のような環境には最適な素材です。
また、お客様は今回、木目調ではなくあえて無地の「白色(ホワイト)」のシートをお選びになりました。これには空間デザインにおける大きなメリットがあります。出窓のカウンターが真っ白になったことで、窓から差し込む太陽の光をレフ板のように効率よく反射し、お部屋の奥まで自然な明るさを届ける効果が生まれました。窓枠の存在感が空間に溶け込み、お部屋全体が広く、スッキリと洗練された印象を与えてくれます。
お家の中のあらゆる場所で活躍する「ダイノックシート」の魅力
ダイノックシート(化粧フィルム)を使ったリフォームは、今回のような窓際だけでなく、お家の中のあらゆる場所の「ちょっと古くなってきたな」を解決できる非常に優れたアイテムです。
ダイノックシートが活躍するおすすめの場所
- キッチンの収納扉: 扉の色あせや油汚れが落ちなくなった場合、扉を交換せずにシートを貼るだけで、最新のシステムキッチンのように生まれ変わります。
- 室内ドア・玄関ドア: 傷や穴が空いてしまったドアの補修や、お部屋の模様替えに合わせてドアの色をガラッと変えたい時におすすめです。
- 古くなった収納棚や下駄箱: 買い替えるにはもったいないけれどデザインが古いと感じる造り付けの家具も、高級感のある木目や大理石調のシートでリメイクできます。
シートの柄は、リアルな質感の木目調をはじめ、スタイリッシュな石目調、金属のようなメタリック調、そして豊富な単色カラーなど、数百種類ものバリエーションからお選びいただけます。大掛かりな解体工事やゴミを出さずに、今の設備を活かしながらお部屋の印象を一新できるため、環境にもお財布にも優しいリフォームとして大変人気があります。
気になるところを綺麗にして、もっと心地よい毎日を
「出窓の板が剥がれているのがずっと気になっていたけれど、どうやって直せばいいか分からなかった」「キッチンの扉の色だけをモダンな色に変えたい」
毎日目に入るお家の中の「小さな劣化」や「デザインの古さ」は、知らず知らずのうちに気分の落ち込みに繋がってしまうものです。しかし、今回ご紹介したようなプロの技術と最新の素材を使えば、想像以上に手軽に、そして美しく問題を解決することができます。
私たち松美装では、こうした部分的なシート張替工事から、壁紙(クロス)の張り替え、そして水回りの全面改修まで、お客様の「こうしたい」というご要望に幅広くお応えしております。
「この傷もシートで隠せるのかな?」「どんな色や柄があるのかカタログを見てみたい」「とりあえず費用だけ知りたい」といったご相談も大歓迎です。スマートフォンで現状の写真を撮って送っていただくだけでの簡易見積もりや、現地への無料調査も喜んでお引き受けいたします。
お客様の大切なお住まいが、もっと快適で、もっとお気に入りの空間になるよう、経験豊富なスタッフが真心を込めてサポートさせていただきます。少しでも気になることがございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。皆様からのご連絡を、心よりお待ちしております。
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